定期テストで高得点を取るためだけの勉強法

勉強法

一般入試を受けずに指定校推薦で大学に合格したいと思っている方はとにかく内申を意識しますよね? そしてその内申に最も影響を与えるのが定期テストだということもよくお分かりだと思います。
しかし

そんなことわかってるけど、そう簡単には点を取れないよ !!

と言いたくなりますよね。

この記事ではそんなお悩みにお応えするため、定期テストの点数だけは取れていた私が

  • いつから勉強すればいいの?
  • 教科全体の具体的な勉強法
  • 一日どれだけ勉強すればいいのか

の3点を話していきます!

テスト勉強はいつから始める? 実はもうすでに始まっている

テスト勉強は一般的に2~3週間前から始めるのが良いとされており、私の高校でも2週間分の勉強スケジュールを作る課題が出されたりもしました。しかし、なぜ2週間前からやらなければならないのかと疑問を持ちませんでしたか? 
次のことを行うと、実際に机に向かう期間は1週間、もしくはテスト期間以外で普通に行っている勉強スケジュールで楽に高得点を取ることが可能になります!

まずは何をすべきかを書き出し、定期テスト対策のテンプレートを作ることが重要です。
ある程度学校のテストを受けていると「教科書の演習から出る」や「問題集のここから出題されてる」といった傾向が分かってくると思います。 こうした傾向から、「あの教科は問題集を中心に勉強する」などの対策を固定化しましょう。 実際、学生の大半はこのことをテスト期間になってから考えるようで、これではなかなか勉強が進みません。 なので定期テスト前にある程度何をするか決めておくことが重要です。 そして何をするかが決まったら、ここでようやく先ほど作ったテンプレートからテストまでにどれだけ時間を取ればいいかを決めて勉強を行いましょう。 また当たり前のことですが授業はしっかり聞いてテスト範囲だけは聞き漏らさないように(笑)

具体的な勉強法

ここからは英語・数学・物理・化学・生物についての具体的な勉強法をお話しします。

英語

英語の勉強法はとてもシンプル。 文法を覚えることと教科書の英文を解析するこの2つだけです。
文章というのはSVOCなどの型が決まっています。 英語の文章が難しく見えるのは、それぞれの型が文法事項や構文によって長くなっていたり、省略されているからです。 逆に言えばこの文法や構文を覚えることができればすべての英文は「〇〇が△△を▢▢した」というシンプルな形に解析できるのです。 基礎的な文法事項を知っている前提ですが、定期テストレベルであれば授業中に習った文法だけ覚えれば大丈夫でしょう。 また受験英語ではなく定期テストの勉強を行うのであれば、単語は今まで覚えてきたもので十分立ち向かえるでしょう。 あとは教科書で扱った英文で「Sはなにか、Vはどうなるか、どこからどこまでがOなのか」といった解析を行ってください。

数学

数学は定期テストの中では化学に並んで時間と労力を要する科目ですよね。 しかし、数学も英語も本質は同じ。 それを理解し実行すれば満点は厳しいかもしれませんが、今までよりはるかに楽に点を取れるようになります。

数学の勉強で大事なことは…

簡単な参考書をひたすら周回すること

です、ーが皆さんが言いたいことはわかります

それが一番大変だからやりたくないんだよ!!

となりますよね。 しかし実は、ただ周回するというこの作業こそ定期テストの勉強においては一番楽なのです。 人間というのは能動的に動くよりも受動的に働く方が楽だと感じる生き物です。 「この問題の解き方とあの解き方を組み合わせればこのした問題が解けるようになるのか」といった受験数学終盤の能動的な勉強法に対し、与えられた大量の問題をただひたすらに覚えていく受動的な勉強法。 文章に起こしてみると後者の方がはるかに楽なように見えますよね。 なので定期テスト対策としては学校で配られた問題集をひたすら周回しようというのが最善策です。

物理・化学・生物

さあ最後は科学科目です!

生物に関しては友人からの受け売りになってしまいますが、基本的には数学と同じです。 インプットをして演習問題などでアウトプットをする。 しかし公式を数個覚えるだけの数学とは異なり、生物は暗記の量が非常に多いです。 効率のいい暗記の方法は多くのサイトでより詳しく紹介されていると思うのでぜひそちらを参考にしてみてください。

物理の勉強は生物とは異なり、インプットでは物理現象の本質をとらえることが最も重要であり、これができていないと公式を覚えたとしても実際の問題では全く使えません。 授業ノートを見返してもう一度理解してみるというのも悪くないですが、物理の参考書にはわかりやすいものが多いので、そちらを活用して効率的に理解していきましょう。 
私が現役時代に使用していてわかりやすいと感じたものはKADOKAWAさんから出版されている「漆原晃先生の物理シリーズ」です。 著者は代々木ゼミナールの講師でもある漆原晃先生という高校物理の勉強法を知り尽くした方です。 私も物理の勉強で使用させていただきまして、物理現象や過程を具体的なイラストで表現し、そこに現象を表す数式を組み込むことで非常にわかりやすいものとなっています。 またアウトプット用の簡単な問題も掲載されているので、初めて手に取る物理の参考書として最もお勧めできるものです。 


また一度やったけど忘れてしまったから、サクっと復習したいというかたには河合出版から出版されている「物理のエッセンス」がおすすめです。 物理現象の本質の説明から、センター試験で出題された問題などの演習・解説も掲載されているので受験勉強を強く意識している方にも刺さる内容となっています。

物理のエッセンス(力学・波動)4訂版 (河合塾series) [ 浜島清利 ]

最後は化学です。
化学は次の2点で、用語の意味や現象を正確に覚えることが重要です。 特に無機化学と有機化学がテスト範囲となっている場合は、生物のように用語のインプットとアウトプットの繰り返し、無機化学は構造式とその性質をひたすらインプットする受動的な勉強を行いましょう。
そして2つ目に重要なことは数学力を鍛えることです。 単純な計算力はもちろん、乗数などを約分できることが多いので計算量を減らす力をつけましょう。 また数学と同様に大量の問題をとき、見たことがある図や問題を瞬時に判断して解くといった問題処理能力を鍛えることが必要です。 私の高校で化学の教鞭をとっていた教師の方は非常にわかりやすく、まるで塾に通っているかのような感覚に陥るほどでした。 しかし数学も同様ですが、授業で理解できたと思っても実際に問題を解かないと、テストで手が自然と動くことはありません。 そのため学校で配られた問題集で構わないので問題を解きまくりましょう!

どれだけ勉強すればいいの?

定期テストの勉強で何をすればいいのかが分かったところで、最後はどれだけ勉強すれば高得点をとれるかを話していきたいと思います。

皆さんの多くは「n時間やろう」といった時間単位で思いがちであり、私も最初は長時間勉強することが大事だと考えていました。 しかし大事なのは解いた問題数やどこの範囲まで進んだのかといった”実質的な勉強量”を意識することが大切です。 そのため一日の始まりに目標を決めて、その目標を達成するまでSNSなどを我慢して勉強しましょう!

まとめ

この記事では定期テストだけに使える、楽に高得点を取る勉強法を紹介しました。
以下のポイントを効率よい勉強にぜひ活かしてください!

  • テストの傾向をつかもう
  • 当日までに何をすべきかのテンプレートを作ろう
  • 英語は文法を覚えてSVOCなどの型に当てはめよう
  • 数学は受動的に勉強しよう
  • 物理は本質を参考書などで理解しよう
  • 化学は計算力・問題処理能力を鍛えよう
  • 生物はインプットとアウトプットをこまめに繰り返そう

なおこの内容は大学受験の勉強としては不十分なものです。
大学受験の勉強法に関しては友人などの取材をもとに後々作成する予定です。
以上お疲れ様でした。

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