高校2年生になってから目標の大学に向けて受験のための勉強を行ってきた。
その結果、指定校推薦で合格!…
だけど、自分が想像していた過程とは少し違っていて、未だに合格したという実感が湧かない。
そんな学生さんが共感できる記事です。
大いなる期待
高校入学時、私は将来の3年間に大きな期待を抱いていた。
というのも、実は都立高校の受験に失敗しており、入学したのは第二志望の私立高校である。
そのためこの3年間では先の失敗を生かして、「第一志望の大学に絶対に入学してやる」という強い意志をもって高校の門をくぐった。
はっきりと見える合格への道筋
入学してから1年間は比較的順調?であった。
定期テストや模試は悪くない成績で、一番の不安要素であった人間関係も良好。
通っている高校から見ると目指している大学のレベルは非常に高いため、ある友人からは好奇の目で見られていたが、自分の中ではその時の状況から合格への道のりに対して全く疑いはなかった。
しかし学年が上がるごとに、友人の反応はだんだんと正しいものになっていく。
希望と現実
2年生になると進路と学力でクラス分けがされる。
そこで私は厳しい現実を突きつけられた。
数学や物理が比較的得意だったので理系に進んだのだが、今までの成績から一番上のクラスに入ることに。
上位クラスにいても、これまで通りに勉強を行えばよい成績を維持できると思っていたが、その考えは甘かった。
定期テストの難易度は難関校用になり、模試に関してもよりレベルが高く、受験人数もはるかに多いものを受けるように。
その結果、成績は振るわず上には上がいることを知った。
別の選択
学年が1つ上がり、今までと勉強法を変えたのが効いたのか、定期テストの問題は解けるようになった。
しかし模試に関しては相変わらずで、同じ大学を受験する人たちの中で文句なく合格するだけの水準に到達することは叶わなかった。
そんな状況をみて思ったのか担任の方がある提案をしてきた。それが指定校推薦だ。
学校の成績は推薦の基準に達しており、素行にも問題がなかったためそうした話が回ってきたのだ。
志望校に行くことだけが目標だった私はもちろんそれを希望し面接を受けに大学へと向かった。
終わったけど…これでよかったのだろうか
面接の結果…
なんと合格!
だけどなんかモヤモヤする。
その理由はきっと真に自分の実力が他の人に比べると足りていないのが分かっていたからだろう。
入学先の大学で通用するか、スムーズに進学できるのか、ちゃんと卒業できるのか、そうした不安で素直に喜ぶことができなかった。
しかし、そんなことはネットでの評判などから推薦を受ける前から分かっていたことだ。
分かってはいたがそうした現実、指定校推薦は楽な手段だという事実から目を背けたかっただけなのだ。
だが指定校推薦を使って入学し、卒業していった先輩たちはたくさんいる。
不安も多くあるけれど、せっかく入学したんだ、前向きに新たな人生を歩んでいこう。
コメント